定年はいつごろか
セキュリティエンジニアというのは、情報を守るためにとても求められている仕事だ。ただし、よく聞くのが定年が30代という話である。これは全くの嘘とは言いがたいが、一概に本当のこととも言えない。その理由の一つは、基本的にセキュリティエンジニアとして働くのは30代が多いが、年齢を重ねるとセキュリティ系のマネージャー職や管理職、チームリーダーやプロジェクトマネージャなどの管理系の仕事に進む事が多いためだ。このため、自然とエンジニア職ではなくなり、管理やマネジメントなどの方向に進むことになる。時々ネット上の噂を聞いて「エンジニアの定年は30代」というのを「40歳になったら首になる、長く働けない」ということと誤解する人もいる多いが、40代になったからといって失職するということではない。もちろん、40代以上になってもセキュリティエンジニアとして働ける人もいる。求人などを見ると特に経験豊富な人を求める傾向が強いので、スキルがあれば転職もしやすい。
ただし年齢の割にスキルが足りないとか、年齢やスキルに応じた待遇が準備できないということで採用されにくいという人もいる。そろそろマネジメントを考える年齢が40代という意見もあるが、その一方で第一線でシニアエンジニアとして働いている人も多いのだ。そのため、別に30代でクビになるということではない。企業勤務なら60歳か65歳くらいで定年退職となり、その後は属託などでも働ける。
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